風邪は引き始めが肝心、と言いますが実際引き始めに何をすればいいのかわからず、
気が付いたら発熱や鼻水、咳などの症状が悪化してしまうことも。
以前のわたしは風邪の引き始めと言っても何ができるのかわからず、病院や薬局へ駆け込むことが何度かありました。
そこでは咳止めや解熱剤、去痰薬など・・・対症療法となる薬が処方されるだけ。
ですが、自然なお手当を知り実践してみると
悪化せずに症状が改善したり、症状が出ても軽く済んだり、回復が早くなったように感じます。
ここではわたしが実践している症状別のおうちでできるケアを紹介します。
目次
風邪を引いたかなと思った時のケア
身体を温めてケア
3首(首、手首、足首)とお腹を温める。
スカーフやストールなどで首を覆う、手首まで隠れる袖のある服を着る、レッグウォーマーや厚手の靴下を履く。
体力があればエプソムソルト、海塩を入れた湯船に浸かる。
食事でケア
食欲がなければ無理に食べない。
風邪の時は胃腸の機能も落ちているので、消化にエネルギーを消費しないようにしましょう。
食欲があれば少量をよく噛みながら消化に良く温かいものを食べる。
我が家では梅干しや良質な塩や蜂蜜、
サプリメントとしてビタミンCやプロバイオティクス、モリンガやクロレラ、ミネラルなどを
摂取することが多いです。
エッセンシャルオイルでケア
メディカルグレードのエッセンシャルオイルを症状に合わせて使います。
使い方は主に塗布、経口摂取、ディフューザーなどによる吸入です。
必ずメディカルグレードのエッセンシャルオイルを使い、用法用量などを守りましょう。
症状別!おうちでできるケア
咳、喉の痛み
①塩番茶うがい
番茶に1%程度の天然塩を溶かし、少し冷ましてからうがいをする。
②大根飴
大根を角切りし、清潔な瓶(消毒済み)に入れ、大根が浸るくらい蜂蜜を入れる。
一晩くらい置くと水分が出てしんなりするので大根を取り除く。
そのまま舐めたり、お湯に溶いて飲みましょう。
※1歳未満のお子さまははちみつの代わりに水飴などで代用可能。
鼻水、鼻詰まり
咳、喉の痛みのケア①、②と同様のケアも効果的。
ハッカ油やペパーミントなどのエッセンシャルオイルがあれば、洗面器などにお湯を張り数滴垂らして芳香浴も効果的です。
発熱
熱が上がり切る前は悪寒を伴うことも。解熱剤で体温を下げる前に身体をしっかりと温めることで免疫が力を発揮し回復が早まります。
①身体を温める『梅醤番茶』
ほぐした梅干しに数滴醤油を加え、熱い番茶を注ぎます。生姜があればすりおろしを少量。
②水分とミネラル補給『りんごの葛湯』
りんごのすりおろしでも良いのですが、りんごのストックが無いこともあるので我が家ではりんごのストレートジュースをストックしています。
リンゴジュースに葛粉を溶かし、弱火でひたすら混ぜます。とろみがついてきたら火から下ろして完成。天然塩をひとつまみ加えると美味しいです。
食欲があればよく煮込んだ野菜スープや、お味噌汁も良いです。
身体と向き合おう
風邪やその症状、それぞれに身体からのメッセージがあります。
無理をし過ぎていないか、睡眠や休息は取れていますか?
暴飲暴食や不摂生も身体にはダメージとなります。
薬で身体からのメッセージを押さえ込むのではなく、耳を傾けてみるのも良いですね。
参考文献
本間真二郎『あかちゃんからのかぞくの医学』 クレヨンハウス
東條百合子 『家庭でできる自然療法』 あなたと健康社